光造形プリンタAnycubic Photonで出力した後の処理

Maker Faire Kyoto 2019で展示したChakuyo-bakoは、Anycubicの光造形プリンタPhotonを使用して筐体を造形しました。造形後は紙やすりで表面を整え、サーフェイサーと塗料(つや消しホワイトとつや消しクリア)を吹いています。今回はそういった造形後の処理方法をご紹介します。

素材

素材はSK本舗で購入した水洗いレジンを使用しました。注文時は白色が売り切れていたので透明を購入しました。

Photonの設定

設定もSK本舗のページを参照しています。この辺りはまだ最適解がつかめていません。失敗はしていないものの、サポートの付け方が良くないのかサポート面が平面になっていませんでした。造形ベッドと造形面が平行になっているとレジンが流れずに残っちゃうのかもしれません。

水洗いレジンのイロハ

後処理①〜洗浄&ヤスリがけ〜

水洗いレジンなので石鹸で洗うだけでいいのですが、表面がちょっとベトベトしていたので、百均で買ったタッパーに造形物と薬局で買った無水エタノールを入れてシャカシャカ振りました。普通のレジンを洗浄するときに使うIPAでもいいと思います。ベトベトがちょっとマシになった気がします。

ベトベトが取れたら、サポート材の跡や造形が上手く行かなかった部分、積層痕が気になる部分を紙やすりでキレイにします。

紙やすりは240番→400番→600番の順で使用しました。240番で形を整えて、400番と600番は撫でる程度にしました。番手は倍々がいいと聞いたのでこの順です(800番が手持ちになかったため)。

紙やすりはヨドバシで見つけたサンドベラというプラスチック製の取っ手に貼り付けて使っています。替えの紙やすりも売っていますが、ガシガシ交換して使いたいので自分で紙やすりを10mm幅に切って両面テープを貼って使っています。

ABSと比べてレジンは削りやすく、後処理は楽ですが調子に乗っていると削り過ぎてしまうので気をつけてください。ABSを使っていた際はパテも使用していましたが、レジンの場合はパテを使わずに塗装に入っています。

造形後に一度組み立ててはいますが、念の為この段階でも組み立てておきます。前回のOgaki Mini Maker Faireのときは当日朝4時に塗装を終えてから、きつくてフタが閉まらないことに気づき、当日に紙やすりで削る羽目になりました。FDM方式の3Dプリンタ向けに設計したものを光造形プリンタで出力する際は、はめあいの寸法も変えないとはまらないことがあるので注意してください。

後処理②〜サーフェイサー〜

紙やすりで形を整えた後はサーフェイサーを吹きます。サーフェイサーは細かい傷を埋めてくれるのと、凹凸などを分かりやすくしてくれるメリットがあります。ここで気になる点を見つけた場合はヤスリがけに戻ります。

サーフェイサーはGSIクレオスのMr.ベースホワイト 1000を塗った後に1500を塗りました。普段は1000だけなのですが、ついでに買ってみたので塗ってみました。

 

後処理③〜塗装〜

サーフェイサーが乾いたら塗装します。今回はつや消しホワイトを塗ったあとにつや消しクリアを塗りました。GWの天気が良い日が続き、スプレー作業がとてもはかどりました。

スプレーの際は、竹串の先にひっつき虫(ポスターなどを留める練り消しみたいなもの)を付けてそこにChakuyo-bakoを固定しています。竹串は段ボールの穴に挿して立てています。塗装用の専用ブースや棒もあるのですが、今回は身近にあるもので代用しました。

これで完成です。塗装する前はフタがそこそこスカスカでしたが、塗装するときつくなってしまいました。本当はフタがスライドする部分はマスキングするのが丁寧だったと思います。

Maker Faireでは3Dプリンタを使ったものが多いですが、仕上げまでしている作品は少なく、お客さんからもその点を褒めていただくことがありました。見た目のクオリティが上がるので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。

 

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