光造形式3Dプリンタ(Anycubic Photon)を導入しました!

Ogaki Mini Maker Faire 2018に向けてChakuyo-bakoを制作するに当たって、光造形式3Dプリンタを導入しました。使ってみた印象などをお伝えしたいと思います。

今回購入した3DプリンタはAnycubic社のPhotonという3Dプリンタです。通常よく使われる3Dプリンタは熱溶解積層(FDM)式といってABSなどの樹脂(フィラメントと呼ばれる)を高温で溶かしたものを細いノズルから出しながら積み上げていくタイプです。一方、Photonは光造形式と言われるタイプで、光で硬化する液体(レジン)を貯めたタンクに下から液晶で光を当てて1層ずつ硬化させていくタイプです。熱溶解積層式が上に積み上げて行くのに対して、光造形式は下から上に上がって行くので仕組みが分かるまでどうやって造形しているのが不思議でした。

7月末にTwitterで坪倉さんという方が同じものを購入されていて、その価格と造形の綺麗さに気になっていました。

光造形式3Dプリンタとして有名なForm 2は50万円以上するので、6万円は破格の値段とはいえ、気軽に出せる金額ではないので悩んでいました。そんなある日、エムノ2人でバーミヤンで話しているときにちょうどAmazonのタイムセールで5万5000円くらいまで値下がりしていることが分かりました。バーミヤンの紹興酒も手伝って私たちは2人で折半して購入することにしました。置き場所はとりあえずハードウェア担当の私の家になりました。

届いた段ボールは思ったより小さく、中の梱包もかなりしっかりしていました。必要な工具やレジン、マスク、手袋、USBメモリまで揃っており、すぐに使える状態でした。

ただ念の為、使う前にレビュー動画などを見てイメージトレーニングも欠かしませんでした。動画を見るとレジンが漏れたときのためにテープで液晶の周りに目張りをすると良いこと、レジンは造形後にアルコールで消毒するのが大変なため水洗いレジンというものを使うのがいいと言われていたため、その通りにしました。

水洗いレジンは3DプリンタSK本舗から購入しました。Chakuyo-bakoには白色のものがいいと思いましたが、売り切れだったため透明のものを購入しました。価格はABSに比べると少し高い印象でした。

必要なものが揃ったためPCにソフトウェアをインストールし、データを準備しました。記念すべき1回目の出力がこちら。ソフトウェア上でサポート材の付け方が分からず、自動でつくのかと思って出力したところ、案の定サポート材はなく、脚の造形に失敗しています。

その後、ソフトをいろいろ触ってみて、サポート材は目立たないように背面と底面に付けました。

出来上がったものがこちら。積層式に比べてかなり綺麗に造形できています。一方でABSに比べて柔らかい印象がありました。日光に当ててみましたが素材自体の性質の違いかABSに程は固くなりませんでした。表面が多少ベタベタしていたのは薬局で購入した無水エタノールで拭き取りました。

ちなみに1Kの部屋で寝ている間に動かすには臭いと音が気になったため、廊下に置いて換気扇を回しながら造形しています。

サポート材が付いていた面は多少凸凹していたので、紙ヤスリを使って削りました。240番→400番→600番くらいを使用しました。素材が柔らかい分、ABSより加工がしやすいので、削り過ぎに注意しながら作業しました。最後に1500番で軽く綺麗にしています。サポート材の無い面も少しだけヤスリがけしました。パテを使わずに済んだのはとても助かりました。

その後は、サーフェイサー→ラッカー(白)→クリア(つや消し)を重ね塗りしました。

最後に、別で作ったフタと合わせるところで思わぬ問題が!

積層式で問題なかったデータをそのまま使用したので、フタと本体のはめあいのテストをせずに作ってしまっており、いざフタをつけようとするとハマらない!!!最初は塗料の厚みかと思って塗料を削ってみましたが、それでも入りませんでした。10個分出力してヤスリがけ、塗装までした後の痛恨のミス(しかも凡ミス)。

プリンタの方式や素材によって精度や収縮率が異なることが原因だと思います。

Ogaki Maker Faire 2018当日の朝4時にそれに気づき、結局、会期中もずっとヤスリがけをして何とかハマるように仕上げました。

光造形式のプリンタを購入したのは大正解でしたが、事前に部品を組み合わせてのチェックの大切さを学んだ出来事でした。

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